住宅・不動産・設備工事業界M&Aの条件について

会社株式を譲渡した後も借入金の保証人のままであるならば、安心して経営権を譲ることはできません。M&A後に個人保証はどうなるのでしょうか?
A

多くの場合、連帯保証人からはずれ、担保提供もしないですむようになります。

M&Aは「株式を譲渡等し、代表権(経営権)を譲る事」ですが、連帯保証や担保の提供が自動的にM&Aの譲渡先に切り替わるということではありません。連帯保証人の地位から外れ、担保提供を解除する手続きを取らなければなりませんし、
その手続きが終了するまではリスクから逃れられません。

ですので、連帯保証と担保の差し入れの解除はM&A成約時から早い時期に金融機関と交渉して買い手企業に肩代わりしていただく事になります。
M&Aの契約にも「買い手が売主の連帯保証と担保の差し入れの解除に責任を持つ」旨の条項を入れることが一般的です。

ただ、「株式の一部を譲渡する場合」、「スポンサーとして大手企業に株を持ってもらって自社を上場する場合」、「引継ぎが極めて難しい業界で前経営者の全面的な支援が必要な場合」などは話し合いにより、解除されないケースもあります。