11/9(木)、「建設・住宅・不動産業 経営者のためのM&Aセミナー」が札幌会場にてスタートいたしました。12/7(木)の東京会場(2)まで、1ヶ月間で全国7会場にて開催予定です。

今回のセミナーは二部構成となっております。
第一部では、日研サッシ工業株式会社前代表取締役の茂呂信市郎様が、ご自身の経験されたM&Aについて語り、M&A成功の秘訣を話してくださいます。
第二部では、日本M&Aセンター業界再編部上席課長の西田賢史が、「再び会社を売れる時代がやってきた」と題し、業界のM&Aの最新動向についてお話しいたします。

11/9(木)の札幌会場にて、初めて茂呂様が登壇されました。開始前は少し緊張されている様子でしたが、いざ始まると、自身の経験したM&Aについてざっくばらんに(時には「そこまで言っていいの?」と我々も驚くほど包み隠さず)お話しくださいました。

中でも、「今でも会社を譲渡してさびしい気持ちはあるが、元気なうちに譲渡するのが正解だとも思う。」というお話が印象的でした。茂呂様は60代で末期がんを患い、そこから回復をして現在は健康に生活をしていらっしゃいます。また、会社もリーマンショックの影響で取引先が倒産するなど、苦しい時期を乗り越えてきた経緯があります。まだまだ自身で経営をしたいという気持ちがありながらも、自身も会社も元気なうちに譲渡をしたのが正解であったという実感がこもったお話だと感じました。

第二部で、日本M&Aセンター西田は、リーマンショック直後と比較し、建設・住宅・不動産業のM&Aの件数が飛躍的に増えていることを事例やデータに基づいて説明します。
この事実から読み取れることは2点です。

1点目は、譲渡企業の業績も譲受企業の資金調達も、景気に大きく影響を受けるということ。特にオリンピック需要もあいまって追い風を受ける業界にとっては、M&Aの格好のタイミングであるといえます。

また、2点目として、これらの業界内でM&Aを用いた業界再編が進行していることが読み取れます。業界再編が先行して進んでいる他の業界(コンビニエンスストア、医薬品卸、ドラッグストアなど)を分析しますと、すべて4社前後のグループに集約されていることがわかります。そして、集約がある程度終了した業界においては、中堅・中小企業をグループに迎え入れるニーズが乏しくなり、M&Aの件数が激減しています。

建設・住宅・不動産業界は業界再編がピークを迎えつつあります。これは、現時点であれば売り手市場である反面、このタイミングを逃した数年後には業界再編の特性上、買い手が見つかりにくくなることを示唆しています。

以上のように、①景気の観点からも、②業界再編と業界構造の観点からも、今から数年がM&Aを行う上で最良のタイミングであると考えられます。M&Aをご検討される場合には、このことを念頭に準備とご決断をして頂くことが重要になります。

 

本セミナーは、11/16(木)横浜会場、11/22(水)福岡会場、12/1(金)大阪会場、12/7(木)東京(2)会場と続きます。本コラムをご覧頂き興味を持ってくださった方は、ぜひご参加頂ければ幸いです。

参加申し込みはこちら

日本M&Aセンター 業界再編部 一色翔太